はじめまして!中川夏帆と申します。2022年3月に南大隅町へ移住してきました。もうすぐで丸1年になります!出身は福島県の会津若松市で、好きな食べ物は枝豆とエビです。高校は地元の農業高校に通っていました。
その後、東京農業大学に進学し、卒業とともに新卒で南大隅に移住してきました。鹿児島県には親戚がいるわけでもなく、ましてや南大隅町には縁もゆかりもなかった人間です。私がこの南大隅町と出会ったきっかけは、大学1年生の冬に学科の選択授業でとったファームステイ研修(簡単に言うとホームステイの農業版みたいな)で南大隅町を訪れたことでした。
研修では約2週間、南大隅町の農家さんのご自宅に泊まりながら実習をさせていただき、農業の知識だけでなく生活を共にすることで今後生きる上で大切なことを教えていただきました。農家さんのお宅をまわる度に新たな出逢いもあり、農業も温暖な気候だからこそできる自分の地元では栽培していない作物にふれたりと、同じ日本でもこんなに違うんだ!と、私にとっては非日常的で、人も温かい方々ばかりでした。帰りの飛行機の中では楽しかった色々なことを振り返り、寂しさで泣きそうになったことを今でも覚えています(笑)
それが初めての南大隅町への訪問だったのです。私は実習中にお会いした方に「またおいで」と言っていただいたことがとっても嬉しくて、2年生の夏休みには1か月ほどキャンプ場でアルバイトをしながら南大隅町の夏を楽しみました。「まさか本当に来るとは思わなかった!」と言われましたが、その時の私はもう南大隅町の沼にハマってしまっていたのです…!(沼とは若者言葉で惚れ込むとかそんな意味です。)


今振り返れば、日本に数多くある地域の中で、初めて訪れた場所が大好きになり、移住するなんて自分でも驚きです。3年生はコロナウイルスの影響で南大隅町へ訪問はできませんでしたが、そのような中でも「また会いたいね」とメールでのやりとりで、繋がることができたことはとても嬉しかったです。
そして、4年生では、夏休みを利用して約2か月間農家さんのお宅へ滞在させていただき、南大隅町で2度目の夏を過ごしました。この期間にもまた新しい出逢いや素敵な場所を知り、大好きになりました。
大学へ戻ってからは、実家ではないけれどホームシック?のような期間がしばらく続きまして、、。改めて自分は「南大隅町が大好きなんだな」そして一度でいいから「1年通して住んでみたいな」という気持ちになりました。
私は南大隅町の自然や景色も好きですがまだ知らないことはきっと多くあって、『この土地の人が好き!』という気持ちが一番、移住に結び付いたかもしれません。
移住してきてから「なぜ南大隅町に?」と言われることが多いのですが私もうまく説明ができないのです!でも、この土地の人が好きということだけは言えるので、拙い文ではありますが、少しずつ、私の南大隅町での生活を言語化していけるように頑張りたいと思います。ゆるーく気軽に読んでいただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。