南大隅町根占の「ねじめ漁業協同組合」(ねじめ漁協)様のお仕事見学をさせて頂き、お仕事と求人についてお話を伺ってきました。
お仕事
『ねじめ黄金カンパチ』で知られる、ねじめのカンパチ養殖に関するお仕事です。
日々の仕事としては・・
5時30分~漁協に集合しエサを船に積み込みます。
エサは、イワシ、サバなどの冷凍と飼料で、船のそばまでフォークリフトで運ばれてきます。
それをみんなで船に積み込み、積み終えた順に、それぞれのいけすに給餌に行きます。
1つのいけすに40分ほどかかり、エサの食べ方を見ながらの健康チェックも大切な仕事です。
いけすの実際の大きさは8m×8mあるそうで、時には人が潜って魚の様子を観察します。
1日に平均6つのいけすにエサをあげます。
日々の仕事は主に給餌で、午前中で仕事が終わることもあります。
出荷までの流れは・・
4月~6月に150~300gの稚魚をいけすに入れます。1つのいけすに1万匹以上。
魚が大きくなるといけすを分け、1つのいけすに4500匹ほどで出荷まで育てます。
分ける作業がなかなかの力仕事だそう。生き物なので傷つけないように気をつかいます。
16ヶ月ほど育てると4㎏の大きさになり、8月から出荷が始まります。
他に、魚の身体に付着した虫を取るための、薬浴という作業もあり、こまめなケアでおいしいカンパチに育てていきます。
求人
機械化が進んではいますが、海上での力仕事が多いため、若い人が多く活躍する職場です。
「かごしまのさかな」ブランドに認定されるなど、意欲的な職場で一緒に「ねじめカンパチ」を盛り上げていってくれる方を募集しています。
最後に
7月の早朝はすがすがしい空気でしたが、冬は大変だろうと思います。
でも、生き物相手に地元の海で働き、日に焼けた姿はとてもたくましく、かっこよかったです!
地元の名のついたカンパチ養殖は、地域に密着した、とてもやりがいのある仕事だと思います。
また、海の上ではきっと普通では見られない素敵な景色や、海の生き物との出会いもあるのだろうなーと、沖へ出ていく船を眺めながら思いました。